一番静かな時
上里北中学校の「登校、授業、行事等、下校」の中で、一番静かな時間があります。
さて、それはどのような時間だと思われますか?
「やはり授業中?」と思いますね。でもそれは違います。授業中は、教師の声、生徒の声、挙手の時の声、返事の声・・・などの「音」がします。
一番静かな時間はというと、それは【掃除の時間】です。本当かどうか、生徒に聞いてみていただいても結構です。本当に静かです。
では、なぜ静かなのかというと、生徒一人一人が集中して掃除をしているからです。遊んでいる生徒はもちろんいません。自分の担当の掃除場所が終わった時は、「気づき清掃」が始まります。自分自身で考え、「この場所をさらに磨こう」「この場所の汚れをよりきれいにしよう」など、教師に言われなくても、自分自身で考えて、行動しています。そのため、教師の指示の声もしません。生徒の質問の声もしません。あえて言えば、床を拭く音、ほうきで掃く音が聞こえてくるくらいです。
【基本的な考え方】
〇居心地の良い学校にするために「自分たちの学校は自分たちできれいにしよう」と、主体的に清掃に取り組む心を育てる。
〇清掃は自らを高め、心を磨くものであるととらえる。
〇清掃の時間は、自分との対話の時間とし、自分自身を振り返る時間にもつなげる。
これらを全校で共通理解・共通実践しています。