校長あいさつ

令和6年度 校長あいさつ

上里北中学校長 小久保幹則

この度は、本校の「ホームページ」にアクセスをしていただき、誠にありがとうございます。
 本校の位置する上里町は、埼玉県の最北端に位置し、烏川、神流川の2大河川を境にした群馬県と隣接しております。校区の南西には、関越自動車道の上里サービスエリアや上里スマートインターチェンジがあります。
 沿革史を紐解きますと、昭和58年4月1日に上里中学校より分離し、上里北中学校と称し開校しました。同年11月28日に校章、翌年2月26日には校歌が制定されました。その後、体育館の完成、校旗の制定、プールの完成など、開校年度から翌年度にかけて上里北中学校の基本要素が着々と整いました。
 教育活動の面でも、文部省指定・上里町教委委嘱「生徒指導総合推進校」、県教委・県進路指導研究会委嘱「進路指導研究」、県教委・町教委・中体連委嘱「体育授業研究」、埼玉県・上里町教委委嘱「学校保健研究」、県教委指定「彩の国パイオニアスクール」、文科省委嘱「キャリアスタートウィーク」「人権教育総合推進地域事業」、県教委委嘱「埼玉県ネットマナー研究指定校」「校外教育研究」、県国語教育研究会委嘱「国語教育研究」を受けております。
 平成4年11月21日に創立10周年記念式典、平成15年2月5日に創立20周年記念式典、平成25年1月31日に創立30周年記念式典が執り行われました。
 平成22年11月13日には、日々の教育活動に積極的に取り組み、著しい成果を上げている学校として埼玉県より認められ「埼玉・教育ふれあい賞」を受賞しました。
 これまでに6323名の卒業生を送り出し、その卒業生たちは地元をはじめ、多方面にわたり、各界で活躍をされています。保護者の皆様をはじめ、地域の皆様方々によるご理解とご支援の賜と感謝しております。

令和6年度の目指す学校像を「協働して学び、教師と生徒・生徒と生徒がつながり合い、学年・学級経営を充実した、生徒一人一人に居場所のある学校」として掲げ、学校教育目標  「かしこく やさしく たくましく」の具現化を図って参ります。
 今後とも、誇り高き伝統と良き校風を継承しながら、上里北中学校の歴史に新たな1ページを刻むために、教職員一同全力で取り組んでまいりますので、皆様方のご理解とご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

校長講話及び学校行事での校長挨拶等

【令和6年4月8日 入学式 式辞】
 校舎の南にある花壇では、パンジーなど色とりどりの花を元気いっぱいに咲かせ、校庭の桜の木々は、入学式に合わせたように、薄桃色の花が満開となり、春爛漫を迎えています。このような佳き日に、上里町町長 山下博一様、上里町議会副議長 戸矢隆光様、上里町教育委員会 教育委員 髙階良雄様を始め、ご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、第42回入学式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。101名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは小学校6年間の過程を終了し、本日晴れて、上里北中学校の一員となりました。みなさんには、本校の伝統を引き継ぎ、中学生としての誇りと自覚を持ち、充実した3年間を送ることを期待しています。皆さんの入学にあたり、「つながる」をキーワードにして三つの話をします。
 一つ目は上里北中学校の「校歌」についての「つながる」話です。上里北中学校の校歌を作詞したのは、宮沢章二さんです。その宮沢章二さんが作られた「行為の意味」という詩を紹介します。
「『心』は誰にも見えないけれど、「こころづかい」は見える。『思い』は見えないけれど、『思いやり』は誰にでも見える。その気持ちをカタチに。」という詩です。新入生の皆さんは知らないと思いますが、皆さんが生まれる前、繰り返しテレビで繰り返し放送されましたので、保護者の皆様には強く記憶に残っていると思います。
 二つ目は学校教育目標についての「つながる」話です。上里北中学校の学校教育目標は「かしこく やさしく たくましく」です。「かしこい」の意味は「状況に対する反応がすぐれている」です。「やさしい」は「親切で情けが深い」。「たくましい」は「多少のことではくじけない」と辞書に記されています。「かしこく やさしく たくましく」を詳しく言い表すと、「状況に対して反応がすぐれ、親切で情けが深く、多少のことではくじけない」生徒になってほしいという学校教育目標です。一つ目で話した上里北中学校の校歌には「夢あふれくる春の日に、支え合う学びやは、知恵の城、友情の火も温かく、鍛えてたくまし意思のうた」と宮沢章二さんが作詞していますが、学校教育目標と校歌とのつながりがあると強く感じます。
 三つ目は「あいさつ」についての「つながる」話です。「上里の子供たちを育てる合言葉」に「あいさつ、返事、靴そろえ、集中した清掃」というのがあります。上里町内の保育園や小学校でも取り組んでいただいているものです。この中で、特に「あいさつ、返事」は相手に対しての行為です。あいさつをする、返事をすることで、相手とのつながりができ、心づかいや思いやりにつながると私は感じます。
 以上、「つながる」をキーワードに、上里北中学校の校歌、学校教育目標、上里の子供たちを育てる合言葉「あいさつ」「返事」についての話をしました。新入生の皆さんには、友達と「つながる」、先生と「つながる」、見守ってくださる地域の方々と「つながる」ためにも、ぜひ「あいさつ」と「返事」を特に意識して、中学生としての学校生活に取り組んでほしいと期待しています。
 さて、保護者の皆様、お子様の中学校へのご入学、誠におめでとうございます。お子様にとって、中学校の三年間は心身ともに大きく成長する期間であり、自我が形成され、人間関係も心を通わせ合う深いものになり、切磋琢磨しながら大人への階段を登っていく大切な時期です。更に、思春期を迎え友達とのトラブルを起こしてしまったり、気持ちが不安定になりがちになってしまったりする時期でもあります。これは大切な成長の過程であり、このとき大人である私達はこうした成長の過程を見守り、子どもたちの心に寄り添い、適切な言葉かけや指導を行うことが大切だと思います。特に、お子様の確実な成長のためには、学校と家庭とが連携協力、つまり「つながる」ことが大切だと感じています。これからの学校生活で心配ごとなどがありましたら、遠慮なく担任をはじめ、学年の教職員にご相談くださるようお願いいたします。
 結びになりますが、お子様のさらなる成長のために、教職員一同、新入生一人一人を大切にした教育活動をすすめてまいりますことを、お誓い申し上げ、式辞といたします。

【令和6年4月8日 始業式での校長講話】
 皆さんおはようございます。今日から令和6年度が始まりました。4月5日には、新しく3年生となった皆さんが、入学式や新学期の準備を丁寧にしてくださいました。より適切な方法を自ら考え、友達と協力しながら取り組む姿に感動し、誇らしさを強く感じました。新3年生の皆さんに、心から感謝の言葉を伝えます。
 さて、上里北中学校は開校後、今年42回目の始業式となり、これまでに6323名の卒業生を送り出しました。皆さんには本校の伝統を引き継ぎ、上里北学校の生徒としての誇りと自覚を持ち、充実した一年間を送ることを期待しています。
 進級した皆さんに、3つの話をします。
 一つ目は「校歌」についての話です。
上里北中学校の校歌には、「夢あふれくる春の日に、支え合う学びやは、知恵の城、友情の火も温かく、鍛えてたくまし意思のうた」とあります。「夢あふれくる春の日に」の部分。桜が満開となった、まさに今日。「夢」の実現に向けて、ぜひ一人一人の努力を続けてください。「支え合う学びや」の部分。授業で取り組んでいる「学び合い」学習だと言えます。「友情の火も温かく」の部分。友達として相手を温かく思いやる気持ちを一人一人が持ち続けてください。
 二つ目は学校教育目標についての話です。
 上里北中学校の学校教育目標は「かしこく やさしく たくましく」です。「かしこい」を広辞苑などで調べてみると「状況に対する反応がすぐれている」とあります。「やさしい」は「親切で情けが深い」、「たくましい」は「多少のことではくじけない」とあります。つまり「状況に対して反応がすぐれ、親切で情けが深く、多少のことではくじけない」生徒になってほしいという目標であると言えます。
 三つ目は「あいさつ」についてです。
 「上里の子供を育てる合言葉」に「あいさつ、返事、靴そろえ、集中した清掃」というのがあります。この中で、特に「あいさつ、返事」は相手に対しての行為です。あいさつをする、返事をすることで、相手とのつながりができ、心づかいや思いやりにつながると私は感じます。
 以上、上里北中学校の校歌、学校教育目標、「あいさつ」についての話をしました。新しく2・3年生となった皆さんには、特に「あいさつ」を特に意識して、進んで取り組んでほしいと期待しています。これから新しい学年、新しいクラスでいろいろなことに挑戦し、人とのつながりの中で、失敗を恐れず、果敢にいろいろなことに挑戦していく1年にしてほしいと願っています。そのような皆さんにエールを送り、始業式の言葉とします。
【令和6年1月23日第1学年校外学習「歴史と文化の街 小江戸川越の旅」に寄せて
 1年生の皆さん、班員とともに、川越への校外学習を通じて、歴史と文化に触れ、学びの場を広げることができることを心から期待しています。
 川越は、その風情ある町並みと歴史的な建造物で知られています。江戸時代の面影を今に伝える川越の街を歩くことで、皆さんは歴史と文化に触れることが可能となります。また、川越の名物や伝統工芸品に接することで、地域の特色や人々の暮らしを感じることも期待できます。
 この貴重な経験を通じて、歴史への理解や異なる文化への興味を深め、それぞれの視点で学びを修得してほしいと願っています。皆さんが班員とともに、新たな発見と出会いを重ね、多くの学びを得ることができることを期待しています。
 「班別行動を通して、自分の責任を果たすとともに、班員と協力し、川越の歴史や文化を学ぶ」という校外学習の目的を実現してください。そして、安全かつ有意義な校外学習となるよう、各グループの協力をお願いします。
【令和6年1月9日「不審者対応の避難訓練」】
 1月2日、羽田空港で飛行機事故がありました。日本航空の飛行機に乗っていた乗員乗客379人が無事に全員飛行機から脱出できたというニュース。他の国から「奇跡の18分」「素晴らしい」と称賛されています。379人もの乗員と乗客がわずか18分で飛行機から脱出できたのは、主に2つ理由があります。
 一つは乗員による「日頃の訓練」
 二つ目は乗客が「乗員の指示に従ったこと」だそうです。
 中国からは「日本人は普段から避難訓練をしっかりとやっていて、おそろかにしていない。いざというときに原則をしっかりと守り、スムーズに誘導できたのが、まぎれもなく日頃の地道な訓練の成果だ」という声が挙がっているそうです。他の国であれば、どなっていたり、指示に従わず自分勝手な行動をとってしまい、結果として大災害に繋がる可能性があったという声もあります。実際に大事故の飛行機に乗っていた乗客の話では、多くの人が冷静に乗員の指示に従っていたということです。
 今日の訓練は、不審者対応の訓練でした。大切なのは、大勢で避難する時、いかに避難の約束を守るかです。今日の避難訓練の自分の行動を振り返って、自分と周りの命を守る行動を今後も続けてください。
【令和6年1月9日「始業式」】
 皆さんおはようございます。今年もよろしくお願いします。本来であれば「あけましておめでとうございます」というべきところですが、石川県・能登地方を襲った元日の大震災のこと、避難している方々のことを考えると、胸が痛みます。今回の大震災で100人以上の人の命が失われてしまいました。中学生になる前に命を奪われた人もいます。どうか、今生きている中学生の生徒のみなさん。今ある命を大切にしてください。自分の命、まわりの人の命をどうかこれまで以上に大切にしてください。
 さて、17日間の冬休みが終わり、今日から第3学期が始まります。皆さん一人一人新年を迎え新たな決意を持って、新鮮な気持ちで登校してくれたことと思います。4カ月後に、多くの3年は高校1年生に、2年生は中学3年生に、1年生は2年生になります。今の気持ち、新年の目標、新たな決意を大切にして充実した生活になるよう、今日から始まる、約50日間の3学期。4月からの学校生活を順調にスタートさせるために、自分らしく、一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。
 「人は人、我は我なり。とにかく我行く道を、我は行く也」という言葉があります。京都に「日本の道 百選」に選ばれた「哲学の道」があります。銀閣寺から南禅寺に至る間、琵琶湖疎水に沿った小径です。その哲学の道の途中にある石碑に刻まれています。西田幾多郎という哲学者が若者に向けて贈った言葉です。京都を訪れたらぜひ見つけてみてください。進路のこと、友達関係のことなど、これから先、いろいろなことにつまずいて、思い悩んでしまったときに、思い出してください。
 最後に。どんなに頑張りたくても病気になったり、体調が悪かったりすると目標は達成できません。今まで同様、手洗いや換気など、感染症予防を確実に行ってください。特に3年生は受験を控えていますので、3年生も他の学年の皆さんも注意してください。お願いします。それでは、皆さんにとって充実した3学期になることを期待して3学期始業式の言葉とします。
【令和5年10月20日「合唱大会」】
 みなさん、こんにちは。本日、学校運営協議会委員の皆様、保護者の皆様には、ご多用のところ、合唱大会におこしくださり心より感謝申し上げます。各学級、音楽の授業だけではなく、放課後にも練習を重ね、本日を迎えることとなりました。それぞれの学級の持てる力を存分に発揮して、練習の成果を表現してほしいと願っています。合唱は、個々の力を集約し、団結した力を生み出す素晴らしい表現手段です。そのようなことからもこの合唱大会は、生徒一人一人が音楽の力を通じてコミュニケーションし、協力し合う機会としても大切なものだと言えます。そして、今日の舞台に立つ全ての生徒には、自分たちの感情や思いをしっかりと表現し、観客の皆さんの心に響くパフォーマンスをお見せいただきたいと思います。結びになりますが、授業以外でも人一倍練習を積み重ねてくれたそれぞれの学級の伴奏を担当している生徒、指揮を担当している生徒に心から感謝の言葉を贈ります。また、この合唱大会を支えてくださった保護者の皆様、運営をしてくれている実行委員、会場準備をしてくれた生徒の皆さんにも、感謝の言葉を伝えます。
【令和5年10月18日「生徒会引継ぎ式」】
 生徒会 本部役員 前会長を中心として、これまで上里北中学校の全校生徒のより良い学校生活のために活躍してくれた生徒会本部役員の皆さん、生徒会専門委員会など、生徒会に携わっている生徒の皆さんに、校長として心から感謝を伝えます。本当にありがとうございました。学校は先生方や保護者、地域の皆様のご支援、ご協力だけでは学校生活がより良くなるものではないと思っています。上里北中学校がこれまで以上に、さらにより良い学校となるには、上里北中学校の生徒一人一人の力が必要です。それを実現するには、生徒会本部役員の皆さんの力が何よりも必要です。令和5年度の前半を思い出すと、生徒会を中心に多くの行事(新入生を迎える会、生徒総会、壮行会など)がありました。また、今年度前半は上里北中学校を舞台にCM撮影も行われました。生徒一人一人が生き生きと活動している上里北中学校を舞台に、ぜひ撮影をさせてほしいという依頼が続いています。CMは企業や商品の宣伝のために撮影するため、より素晴らしい学校が、撮影の舞台に選ばれます。そのように選ばれた学校を築いてくれている生徒の皆さんに感謝ですし、生徒の中心となって活躍してくれた生徒会本部役員の皆さんに改めて感謝の言葉を伝えます。本当にありがとう。さて、新しく生徒会の本部役員になった生徒の皆さん。新生徒会会長を中心にこれからどうぞよろしくお願いします。これまでの生徒会をさらに高めてくれた先輩方の思いを大切にして、それぞれが思うより良い上里北中学校にしてくれることを願っています。また、皆さん一人一人がさらに活躍することを期待しています。どうぞよろしくお願いします。
【令和5年10月6日「新人戦県大会壮行会」】
 おはようございます。先日行われた新人戦郡市予選の結果、県大会に出場することが決まった皆さん、おめでとうございます。例年以上に暑い中、練習を積み重ね、県大会への切符を勝ち取ったことに、改めて「祝福のことば」を贈ります。今回の新人戦の試合中、一生懸命応援している生徒の皆さんの姿が印象的でした。県大会に出場する皆さん、応援してくれている上里北中学校の皆さんがいることを力にして、全力で試合に臨んでください。みんなが応援しています。そして、新人戦郡市予選に出場した全ての皆さんに、全力を尽くして試合をしたこと、力いっぱい戦ったことに対し、心から敬意を表したいと思います。
「一生懸命やって勝つことの次にいいことは
 一生懸命やって負けること」
このような言葉があります。大切なことは、「一生懸命」ということです。たとえどのような結果になったとしても、一生懸命取り組むことで、得られることがたくさんあります。県大会に出場する皆さんも、悔いのないように一生懸命全力で取り組んでください。全校生徒が応援しています。
【令和5年10月5日「生徒会本部役員立候補者演説会」】
 こんにちは。本日、生徒会本部役員の立候補者の皆さんが、全校生徒に向けて自己紹介と抱負を述べる機会が得られることができ、校長としてとても嬉しく思います。まず初めに、立候補された皆さんに感謝を述べたいと思います。生徒会本部役員に立候補することは、自らの意志をもって、学校の発展に寄与しようとする素晴らしい決断です。皆さんは、学校教育活動においてリーダーシップの素質を持ち、夢や目標を追い求める力強い意欲をもっていると思います。この学校は先生方や保護者、地域の方々の他、生徒一人一人の力と努力、そしてここで学んだ経験によって成り立っています。生徒会本部役員は、学校生活をより良くするために尽力する存在です。皆さんが日々の学びと友情を築いていく中で、生徒会はその支えとなり、更なる成長を促進します。立候補された皆さんがお話しする中で、熱意やビジョンに触れ、生徒会がどのように学校をより良い場所にする手助けをしてくれるのかを感じていただけることでしょう。どの立候補者も、生徒の声を真摯に受け止め、学校の良き代表者として活動することを約束しています。
【令和5年10月4日「進路説明会」】
 皆様こんにちは。本日はご多用のところ、学校に足を運んでいただき、誠にありがとうございます。今日は中学3年生の進路に関する説明会を開催いたします。この重要な局面で皆様とお話しできることを、心より嬉しく思っております。まず初めに、お子様方がこれまでに学び、成し遂げてきたことに心から敬意を表します。二年半、仲間と一緒に歩んできた中で、様々な経験を積み重ね、成長しました。その一環として、進路選択が迫っています。進路選択は生徒一人ひとりにとって大きな岐路です。これからの未来を拓くために、学びたいこと、成し遂げたいことを考える重要な時期です。私たちはお子様方が自らの夢を追い求め、自己実現の一歩を踏み出せるよう、全力でサポートしていきます。保護者の皆様におかれましても、どうかお子様の選択を温かく見守り、励ましのお言葉をかけてあげてください。子供たちが進む先には、新たな挑戦や成長の機会が広がっています。進路説明会では、具体的な進路や選択肢に関する情報をお伝えします。質問や疑問がございましたら、どうぞお気軽におっしゃってください。私たちは保護者の皆様と協力し合い、お子様方が充実した未来に向かって歩んでいけるよう、全力でサポートいたします。
 ・・・以上が、チャットGPTが考えたあいさつ文です。一部手直ししましたが、生成AIがここまでの文章を2~3秒で作成してしまう時代です。これまでの学校教育はどちらかというと、知識をどれだけ知っているか、が求められていました。しかし、今後はチャットGPTなどの生成AIを効果的に活用したり、複数の情報からより最適な情報を選んだりするなどの力が求められます。また、以前はなかった仕事、「ユーチューバー」や「eスポーツプレイヤー」「ドローンパイロット」があります。このように予測困難な時代を生きる子供たちに対し、私たち大人が必要な情報を適切に提供をすることも大切です。そのようなことからも、子供たちの進路について、生徒一人一人の希望する進路、より適切な進路選択について、保護者の皆様のご協力をいただきながら進めてまいります。最後になりますが、お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【令和5年9月26日「全校朝会 校長講話」】
 みなさんおはようございます。3つの話をします。
 一つ目は部活動のことです。はじめに、陸上部の皆さん。9月20日に美里町遺跡の森運動公園で行われた陸上部の新人戦、お疲れ様でした。午前中の競技の一部ではありましたが、応援させていただきました。印象的だったのは、持てる力を出し切って、ラストスパートをしていた選手の姿です。最後まであきらめず全力を出し切る姿勢に心を打たれました。次に吹奏楽部の皆さん。9月23日にワープ上里で開催された吹奏楽部定期演奏会大成功でした。おめでとうございます。吹奏楽部の皆さんが練習の成果を存分に発揮し、一人一人の努力と熱意のある演奏により、来場された方々の心の中で素晴らしい思い出となりました。ありがとうございました。陸上部以外の運動部の皆さんは、今週の木曜日、9月28日から新人戦が始まります。ぜひ、陸上部や吹奏楽部のように、最後まで力を出し切る、練習の成果を力いっぱい発揮する気持ちで、試合に臨んでほしいと思います。皆さんの健闘を心から祈っています。
 二つ目は生徒会選挙についてです。自分が高校生の時、生徒会の選挙「立候補」を始めて経験しました。自分を推薦してくれたり、応援してくれたりした友達がいたことで、とても勇気づけられたことが何よりも記憶に強く残っています。とても緊張してドキドキしながらでしたが、友達や先生方のバックアップがあり、大勢の生徒の前で、何とか演説をすることもできました。この経験がその後の自分の人生に大きく影響していることに間違いありません。生徒の皆さん、この選挙に力いっぱい取り組んで、この機会を大切にしてください。皆さんの心に残る大切な思い出の一つにきっとなりますから。
 三つ目は、さらに自慢のできる上里北中学校にすることについてです。生徒の皆さん一人一人が居ること、在籍していること、上里北中学校に通っていることが自慢です。その他に校長として、この上里北中学校をさらに、生徒にとって自慢できる学校にしたい、と思っています。皆さんが地域の人や他の学校の生徒に会った時、また、皆さんが卒業した時、「あの上里北中学校ですね」と言われるようにしたい。そう考えています。その一つに、CM撮影で学校をアピールすることです。夢北教室、3階貫通廊下、3年生の教室、コンピュータ室、北中のグラウンドなどです。CM撮影は先ほど紹介したCMを含め、二つのCM撮影が夏休みに行われました。さらに自慢のできる上里北中学校にするには、生徒の皆さん一人一人の力も必要です。地域の方々や来校者に対して、進んであいさつすることに、ぜひチャレンジしてほしいと願っています。
 今日の話は3つ。部活動のこと。生徒会選挙のこと。自慢のできる上里北中学校にすること。でした。以上で校長先生からの話を終わります。
【令和5年6月25日~27日実施「修学旅行のしおり」】
「修学旅行」の実施に寄せて
 修学旅行を計画通り実施することが可能となり、いよいよ皆さんの番が来ました。皆さんにはこの3年間、あらゆる場面で感染症対策のためとして、制限しなければならないことが数多くあり、我慢を強いられてきたことと思います。5月8日以降は、多くの制限がなくなりました。ぜひ「皆さんの修学旅行」を思いっきり楽しんできてほしいと願っています。
 修学旅行の目的地は、奈良・京都方面です。実は私(校長)は、学生時代、そして卒業後も15年近く、京都に住んで京都の学校に勤務していました。嵯峨野や嵐山方面、金閣寺、銀閣寺、二条城、平安神宮、清水寺、哲学の道などにはよく訪れていました。学生時代は太秦映画村でアルバイトもしていました。昨年の12月には、今も京都の学校で働いている友達に会いに京都へ行ってきました。「お勧めのスポット」や「知られていない穴場」など、住んでいたからこそ知っている情報もたくさん知っています。京都のことで聞きたいことがあれば、ぜひ私のところへ気軽に質問に来て欲しいです。
 京都や奈良へ行く修学旅行では、社会科の教科書で学習した歴史的建造物を間近で実際に見ることができます。
 〇 奈良・京都の歴史や文化に親しみを持つ
 〇 男女で協力し、班別行動を充実させる
 〇 親睦を深め、楽しい思い出をつくる
 という修学旅行の3つの目的を実現できるよう、活動を通して互いに声をかけ合ったり、協力し合ったりしてほしいと思います。
「皆さんの修学旅行」の大成功を祈っています。
【令和5年5月25日~26日実施「林間学校のしおり」】
 「林間学校」実施に寄せて
 林間学校を実施することが可能となり、いよいよ皆さんの番が来ました。皆さんが小学校の時は、林間学校や修学旅行の実施が危ぶまれたり、計画を変更して日帰りとなったりしました。皆さんにはこの3年間、あらゆる場面で感染症対策のためとして、制限しなければならないことが数多くあり、我慢を強いられてきたことと思います。
 5月8日以降は、多くの制限がなくなりました。
 ぜひ「皆さんの林間学校」を思いっきり楽しんできてほしいと願っています。
 今回の林間学校の目的地は、長野県八ヶ岳中信高原国定公園方面です。事前に先生方が現地を訪れて、危険な箇所の確認などの安全面、トイレなどの環境衛生面、ハイキングやキャンプファイヤーの場所など、しっかりと現地調査をしてあります。笑顔で出発して、より輝く笑顔で無事に帰ってきてほしいからです。
 上里北中学校の校歌にある
 「山 晴れやかに 天を指し 川 清らかに 海めざす
  この大地 湧く力 湧く勇気
  花 かおるとき 命燃え 風かおるとき 未来呼ぶ
  光あれ 開きゆく 道はるか」を歌いながら、
 林間学校の3つの目的
 「自然を慈しむ心を育てる」
 「学年・学級の和を図る」
 「ルール、マナーを学ぶ」が実現できるよう、活動を通して互いに声かけ合ったり、協力し合ったりしてほしいと思います。
 「皆さんの林間学校」の大成功を祈っています。

【令和5年4月13日 地震による避難訓練「3・11を忘れない」
 なぜ、地震のための避難訓練が行われるのでしょうか?
 2011年3月11日午後2時46分。
 東日本大震災が発生し、それから12年が経過しました。
 その時の皆さんは、2歳、1歳、0歳、出産間近の人もいたはずです。
 2分近く揺れが続いた大きな地震が起こり、多くの方の命が失われました。
 日本が地震の多い地域にあることを踏まえ、私たちは、よいことも失敗したことも含め、地震で経験したことや学んだことをこれからの生活に生かしていかなくてはなりません。
 この震災で亡くなられた方は1万6千人、行方不明の方もまだ2千5百人ほどいらっしゃいます。
 地震発生の後、中学生が小学生の手をつなぎ、二次避難所である山へ向かって逃げたそうです。
 地震の後、岩手県釜石市の一人の中学生が海の方を見て大きな津波が押し寄せていることに気付きました。
 その中学生は、とっさに「もっと高いところへ逃げたほうがいい。」と声を上げたそうです。その声をきっかけに、さらに高いところへ向けて避難したそうです。
 こうして、波にのまれて多くの命が失われた町がある中、釜石市の小中学校の子供たちのほとんどが助かったといいます。このことは、「釜石の奇跡」と言われ、大きくニュースに取り上げられました。そのときインタビューを受けた子供たちは、「いつもの訓練通りにしただけ」と答えたそうです。
 「いつも通り」とは、どのようなことでしょうか。
 今日の避難訓練は、なぜ行われるのか、その答えがこの「いつも通り」につながり、皆さん一人ひとりの命を守ることにつながると思います。