令和5年度始業式、入学式を終えて
新2年生、新3年生を迎えての始業式、新1年生を迎えての入学式を終えて、令和5年度がスタートしました。
始業式では以下の話をしました。(入学式でも同じ3つの話をしました。)
「つながる」をキーワードにして3つの話をします。
一つ目は「校歌」についての話です。
上里北中学校の校歌を作詞したのは、宮沢章二さんです。この宮沢章二さんと言えば、皆さんが生まれた後の2・3年後に起こった東日本大震災の後、テレビで繰り返し「行為の意味」という詩が放送されました。
「『心』は誰にも見えないけれど、「こころづかい」は見える。『思い』は見えないけれど、『思いやり』は誰にでも見える。その気持ちをカタチに。」という詩です。
二つ目は学校教育目標についての話です。
上里北中学校の学校教育目標は「かしこく やさしく たくましく」です。「かしこい」を広辞苑などで調べてみると「状況に対する反応がすぐれている」とあります。「やさしい」は「親切で情けが深い」、「たくましい」は「多少のことではくじけない」とあります。つまり「状況に対して反応がすぐれ、親切で情けが深く、多少のことではくじけない」生徒になってほしいという目標であると言えます。一つ目で話した上里北中学校の校歌には「夢あふれくる春の日に、支え合う学びやは、知恵の城、友情の火も温かく、鍛えてたくまし意思のうた」と宮沢章二さんが作詞していますが、学校教育目標と校歌とのつながりがあると感じます。
三つ目はその「つながる」についてです。
学校生活においても、感染症対策としてのマスクの着用を求めないことが、国や県からありました。しかし、これまでの感染症対策の影響により、どちらかというと人とつながりにくい場面が多々あったと感じています。今だからこそ「つながる」ことをより意識することが大切だと思っています。「上里の子供を育てる合言葉」「あいさつ、返事、靴そろえ、集中した清掃」というのがあります。この中で、特に「あいさつ、返事」は相手に対しての行為ですね。あいさつをする、返事をすることで、相手とのつながりができ、心づかいや思いやりにつながると私は感じます。
以上、上里北中学校の校歌、学校教育目標、上里のこどもを育てる合言葉「あいさつ」「返事」についての話をしました。皆さんには、友達と「つながる」、先生と「つながる」、見守ってくださる地域の方々と「つながる」ためにも、ぜひ「あいさつ」と「返事」を特に意識して、進んで取り組んでほしいと期待しています。
これから新しい学年、新しいクラスでいろいろなことに挑戦し、人とのつながりの中で、失敗を恐れず、果敢にいろいろなことに挑戦していく1年にしてほしいと願っています。そのような皆さんにエールを送り、始業式の言葉とします。