校長室より

2024年3月7日 09時05分 [Web管理]

我が子や孫のように by校長

生徒と私の年齢差は46~48歳にもなります。教師1年目時の年齢差は6~8歳でしたから、見るテレビ番組や流行の歌は、同じ感覚で共有することができたものです。しかし、年齢差が大きくなりすぎた今は、お母さんやお婆ちゃんの目線で関わっています。目くじら立てて叱りつけていたようなことも、それ位は・・・と寛容な対応を自然としています。

昨日授業のようすを見に行った時、ボーッとしている生徒の肩に手をかけて声をかけたところ、その近くの生徒から「いいなぁー」と・・・私が戸惑って「何が?」と聞いたところ「僕も肩をもんで欲しい!」と・・・勘違いであったものの、私で良いのかと思いつつ、甘えてくれる生徒の言葉がとても嬉しかったのです。

いつものように昇降口で登校してくる生徒に挨拶をしていると、ジャージの下から体育着やトレーナーが出ている生徒を見かけたので「きちんと中に入れて!」と声をかけましたが、生徒は荷物で両手が塞がっていました。「私がお母さんになって入れてあげようか?」と聞くとこくんと頷いたので手を貸しました。

こんなやりとりが結構あるのですが、どれも子供たちの素直な気持ちが伝わってきて、母や祖母になったような錯覚を覚えるのです。これも校長職の醍醐味かもしれません。嬉しい限りです。