校長室より

2024年1月17日 07時40分 [Web管理]

記憶に刻むこと by校長

 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から、今日で29年となります。今朝私も地震が起きた午前5時46分に黙とうし、犠牲者を悼みました。

 忘れもしない29年前の1月17日、私は父が入院している東京医科歯科大学の病室にいました。テレビに映し出された見たこともない悲惨な状況に声も出なかったのを記憶しています。そして「これからどうなるのだろう・・・」と、当事者でない私ですが大きな不安を感じました。

 1月1日に夕刻に発生した能登半島地震での犠牲者は日に日に増えていますが、私たちにできることはしっかりと記憶に刻み、災害時の避難行動や避難所等での生活の在り方等を教訓とすることだと思います。そして、亡くなった方々の分まで、精一杯生きること!これに尽きると思います。入院していた父も5年前に他界しました。時間と共に薄れゆく記憶ですが、忘れてはならないものもたくさんあるのです。