日誌

2023年8月23日 14時29分 [Web管理]

宮城県、福島県への現地視察研修

 8月21日に宮城県、22日に福島県に現地視察に行ってきました。いずれの県でも「震災語部(かたりべ)」の方のお話を伺うことができました。宮城県の語部の方のお話は以下の通りです。

「3月10日に大好きだったゲームを買うことができ、夜遅くまでゲームに熱中してしまい、翌朝寝坊してしまった。両親からしかられ、けんか別れのように家を出て、仕事場へ向かった。帰ったら今朝のことを謝ろう、と思っていた矢先に3.11の東日本大震災、その後の津波。家は流され、津波により両親は命を落としてしまった。謝ることができなかった。命を失ってしまった両親。そのことが、ずっと心残り。その後続いてしまっている。自分の経験から、思ったことはその時に言う。明日が来ないこともある。そのことを生きている人たちに伝えたい。」

福島県の語部の方は、3.11の東日本大震災の時、小学校6年生だったそうです。震災の後の避難所での生活を具体的にお話してくださいました。ボランティアや地域の人々の温かさを実感したそうです。「つながり」のある関係が、とても大切であることをお話ししてくださいました。